元日に発生した能登半島地震から6カ月
あっという間に前回の舳倉屋さんのレポートから1カ月
今回は能登へ行ったら、必須ルートとなっている、
谷川醸造さんへ

谷川醸造さんの創業は明治38年
119年前に北前船の船主であった初代が、
能登杜氏発祥の地である輪島で酒づくりをスタート
現在は醤油と味噌の製造事業をされています

こちら5月29日に紹介されたNHK 石川県のニュース
輪島市にある老舗が製造するしょうゆの販売再開に奮闘
 

クラウドファンディングではたくさんの方々の応援を受けていました

谷川醸造さんの醤油は「サクラ醤油」の銘柄で、
奥能登の定番醤油として地元の人達に愛されています。
先日、再販されたときは3分で商品が売り切れたそうです。

いまはちょっとずつ販売も再開されています

 

そして、
4代目が昔ながらの醤油作りを
平成23年に再開させて作った
「能登産丸大豆のお醤油」は
蔵の全壊により全滅

12あった木桶を瓦礫の中から脱出させて修理中
昔ながらのお醤油は発酵、熟成までに少なくとも
2年以上かかる貴重なもの。
復活したときはお祭りですね

こちらは震災以前の醤油蔵の様子

 
 

震災直後(谷川醸造Instagramより)

建物は倒壊しなかったものの
新しくリニューアルしたばかりの店舗の扉が倒れてしまったそうです

こちらは4月末
まだブルーシートが貼られていました

倒壊してしまった蔵

工場への入り口は
倒れていました

昨年伺った時、満タンだったお醤油の木桶

いろんな人を連れていくといつも笑顔で対応してくれる谷川社長
階段もキレイにしたばかりだったのに、、、

4月末はこのような状態に
外に剥き出しの木樽

屋根が目の前に落ちています

道路からみたらこんな感じ

 どれだけ大きな蔵だったかわかるかと思います
これが震災5ヶ月後の様子
言葉がでませんでした
写真を撮るので精一杯
がんばってとも
なんとかなるとも
なんとも言えませんでした

NNAポスタープロジェクトの写真より

 

ご本人たちは日々の業務に励んでいらっしゃいますが、
解体が進まないと、どうにもこうにもならず、
歯がゆい日々が続いているようです。

私も数日滞在しただけで、
この様子が当たり前になってしまうんですよね。
これでもなんとかしなければならないし、
なんとかなってしまうんです。
でもこれは至って普通の状況ではありません。
能登の人たちってホント我慢強いというか、
優しいと言うか、、、

まだまだ蔵を再建するまで、
時間がかかりそうだし、いろんな手続きも大変だと思いますが、
お会いすると、逆にこちらが元気をもらいます。

4月末に伺った時に、
「何か手伝うことはない?」と聞いたら、
イベントがあるので、そのお手伝いをお願いしたいとのこと。
「喜んでお手伝いさせてもらいます!」ということで、
こちらのイベントへお手伝いに行ってきました。
長くなってきたので、このレポートは次にします。

 

 

まだまだお手伝いは必要なところがたくさんあります。
能登半島地震ボランティア情報はこちらから

そして私たちはこれからも支援を続けていきます
これは2013年の冬(若っっっ)

ぜひこれからも能登ご支援をお願いいたします愛愛愛