タロットリーダー協会みさきのゑです。
今日のタロット
トートタロット
16 THE TOWER 塔

【カードの意味】
変容
崩壊
カオス
パターンを壊す
このカードは口を意味する
ペフの文字にちなんで、
火星を表します。
宇宙エネルギーが最も荒々しい状態です。
図像は火による物質の破壊を表しています。
これは大アルカナ20審判、
すなわち新時代の到来への
序章と見なすことができます。
これは新時代の支配者の本質的な
特質を示しています。
古くから確立された時代の破壊が描かれています。
右隅には構造物の基盤に向かって
炎を吐くディス(冥界の守護神)の顎があります。
塔からは兵士たちが落下しています。
兵士たちは人間の形を失い、
単なる幾何学的図形に変容してしまいました。
これを理解するには、特に破壊神シヴァの崇拝が
最も盛んな南インドのヨガの教義を参照する必要があります。
シヴァは信者の死体の上で踊る姿で表現されます。
これを理解することは、西洋人にとって容易ではありません。
この教義は究極の現実は「無」である。
いかに輝かしく、
いかに快楽に満ちていようとも、
あらゆる顕現は汚れに過ぎない。
完全性を得るためには、
存在するすべてのものは消滅されねばならない。
従って、兵士の破壊は、彼らを束縛していた
組織化された生活の牢獄からの解放を
意味すると解釈できます。
それに固執したことが
彼らの愚かさででした。
魔術的には常に2つの意味を理解しなければならず、
それぞれが互いに矛盾するものだということがわかります。
これらの観念は、カードのより高次で奥深い意味と調和します。
第一章57節で女神ヌイトはこう語っています:
愛は法なり、意志の下の愛。
愚者よ愛を誤るなかれ。
愛には二種あり。
鳩あり、蛇あり。
よく選び給え!
我が預言者よ、
彼は要塞の法と神の家の
大いなる秘儀を知りて選び給うた
今日ではあまり理解されないという理由で、
このカードは昔ながらの名称(The House of God)
をとどめています。
さもなければ、おそらく「戦争」と呼ばれていたでしょう。
ホルス神の目です。
これはシヴァ神の眼でもあり、
この伝説に則れば、
この目が開かれる時に宇宙は破壊されます。
これはO.T.O.の第十一階級の
秘儀参入者にのみに説明されます。
この階級は極めて秘匿性が高く、
公式文書にすら記載されていません。
XVの眼を研究しても理解できませんが、
これについて言及しても
アラブの賢者やペルシャの詩人たちが、
このことについて記しているので、
差しつかないと思われます。
オリーブの枝をくわえた鳩と蛇は、
この眼の光を浴びていて、
(この眼は今や第三の意味、XVの意味も含まれる)
前述の引用にある通りです。
蛇は、ライオンの頭を持つ蛇「クヌビス(Xnoubis)」
または「アブラクサス(Abraxas)」として
描かれています。これらは欲望の二つの形を表しています。
ショーペンハウアーの言葉を借りれば、
それは「生への意志」と「死への意志」である。
これはまた、女性的衝動と男性的衝動を表しており、
後者の高貴さは、おそらく前者の無意味さを
認識することに基づいている可能性があります。
こうした理由から、
「愛を放棄すること」が、
イニシエーションへの第一歩として
繰り返し宣言されてきたのかもしれません。
しかし、これは必要以上に厳格な見解です。
このカードはタロットの一部にすぎません。
「生への意志」と「死への意志」は
互いに矛盾しません。
生命と死が(XIII参照)
ひとつのエネルギー顕現の段階として
理解されれば、これはすぐに明らかになります。トートの書より
古い見解や信念、世界観そのものを壊す、
突然の衝撃的な気づきを暗示する。
やがて塔は崩れ落ちる。
同時に、狭くなりすぎた周囲の壁も崩れ去る。
これは悪意によるものではなく、
破壊の鎧が変化する際に遭遇する必然的な発展である。
この最も粗暴なカードは、
古い信念という安全な要塞を
失うことが大きな前進を
もたらすことを学ぶ過程を意味します。
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古い信念という安全な要塞を
失うことが大きな前進を
もたらすことを学ぶ過程を意味します。
要塞とは
「愛を装った恐れ」
「善を装った回避」
「安全を装った停滞」です。
古い信念は
「元の要塞を修復しよう」とします。
しかし、学びは崩壊の後にしか起きない
この塔は
「壊れたから不幸」ではありません。
壊れなければ、
ホルスの眼は開かなかった。
ホルスの眼が象徴するのは
見てはいけなかった真実を見ること
もう知らなかった自分には戻れない視界
理性・倫理・恐怖を超えた認識
つまり
一線を越える=意識の不可逆な変化。
「慎重に段階を踏んで越える」のではなく、
気づいた瞬間に越えています。
頑固な固定観念を持っていると
壁を破り
一線を越えて
成功にいたることができなくなります
稲盛和夫
この言葉は
破壊=成功への条件という
逆説的真理を、実業の言葉で語ったものです。
ここまでしかできない
という頑固な固定観念。
壊さなければ、越えられない。
これはまさに塔で破壊されるもの
そのものです。
トートの「要塞」とは
外敵から守る城ではなく、
自分はこの程度
これ以上は危険
ここが限界という安全圏
過去の成功体験の延長線
=思考で作った安全構造物です。
自分で壊した人はこう言います。
「あの時は怖かったけど、正しかった」
「もっと早く壊していればよかった」
受動的に壊された人はこう言います。
「なぜこんな目に」
「理不尽だ」
「戻りたい」
同じTOWERでも、
態度で体験が変わる。
壊れるのではなく、
壊す段階に来た。
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