一流が成功しない理由

「頭の良いこと＝IQが高いこと」が人生の成功要因であると考えられ

「一流の大学を出て、一流の会社に就職することが幸せな人生を送ること」

という神話めいたものがありました。

MBAに関しても同様の神話があったかもしれません。

しかし、一流の学校を卒業しても、一流の会社に入っても、一流のＭＢＡを取得しても

必ずしも人生の成功者になってない

というのが一般化したからです。

だからといって、一流の学校、会社、ＭＢＡがマイナスか？というとそうではありません。

重要なことは成功のための十分条件には、他の要因がある、ということです。

なぜ一流のＭＢＡを取得した経営知識が高く思考力も優れた人が成功しないのでしょうか。

結論から述べると

1.自己メンタルマネジメント能力と

2.対人メンタルマネジメント能力

の欠如が原因と言われています。

成果が出せないのは自分と相手の感情を上手くマネジメントしていく

メンタルマネジメント能力が低いからといえます。

「ＥＱ」こころの知能指数が低いからだということができます。

バブル崩壊後の10年間を失われた10年という言い方をしますが、

その後のマクロ経済は回復することなく今日に至っています。

その間、社会には大きな変化が押し寄せてきています。

学生だけでなく大人のひきこもりの増加、離婚の増加、自殺の増加。

これらの現象に共通しているのは、

自分自身に対する自身の喪失

と同時に

他人との関係を上手く築けない人

が増えてきたということです。

バブルの形成と崩壊の家庭の中で、

高度成長をリードしてきた偏差値重視の考え方が相対的に後退し、

変わって自分と相手の感情を適切に理解し、

マネジメントしていくメンタルマネジメントの重要性が