タロットリーダー協会@みさき のゑです。 毎月、認定タロットリーダーたちとタロット研究会を開催しています。 今月のお題は アドラー心理学を学び、 タロットリーディングにどう活かせるか考える。 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え こちらの本を読んで、リーディングに役立つ理論を発表。 image 私が選んだ箇所はこちら ほんとうの自由とはなにか アドラー心理学では「すべての悩みは、対人関係の悩みである」と考えます。 つまりわれわれは、対人関係から解放されることを求め、 対人関係からの自由を求めている。 しかし、宇宙にただひとりで生きることなど、絶対にできない。 ここまで考えれば、「自由とはなにか?」の結論は見えたも同然でしょ。 すなわち、 「自由とは他者から嫌われることである」と。 あなたが誰かに嫌われているということ。 それはあなたが自由を行使し、 自由に生きている証であり、 自らの方針に従って生きていることのしるしなのです。  嫌われる可能性を恐れることなく、前に進んでいく。 坂道を転がるように生きるのではなく、 眼前の坂を登っていく。 それが人間にとっての自由なのです。 努力とは関係なく嫌う人はいます。 嫌われることを恐れず、 幸せになる勇気には「嫌われる勇気」が含まれると書いてあります。 嫌われるという概念にとらわれないことが自由であること。 他者からどうみられているかばかり気にかけ、 好かれたい八方美人を演じると、方向性が定まらず、 他者から不信感を持たれてしまうことになります。 そうなるといつまでたっても不自由なままです。 しかし自由とはそれに伴う責任も引き受けるということでもあります。 反対されても自由を貫くためには、自分でその責任を負うという 覚悟を持つことです。 この教えをリーディングに活かすには、 自由を貫くために『責任を負う』覚悟を持つこと。 これを言ったら嫌われるとか、 他者からどう思われているか気にしていたら、 自分らしいリーディングはできません。 ただデータを話すだけなら本を読んだ方がましです。 自分のリーディングに責任を持つ これが自分を貫くために大事なこと。 だと私は常々思っています。 そこでみんなで「自由になるには?」というカードを引いてみました。 image カップ2が2人(笑) 愛ですね!愛 「愛」といっても様々な愛の形がありますからね。 不倫&離婚は占いません!と言っていますが、 それでいいってことかな。 私の占いのスタンスは、 ふと占いをやってみるのではなく、 雨雨の日に傘を買う人ではなく、 晴れ晴れの日に傘を買う人に来てもらいたい。 雨の日に捨ててもいい傘を買う人。 晴れの日に自分の欲しいものを妥協せずに買う人。 妥協しないこだわりを持った人が大好きなんですドキドキ クライアントと占う側の相性が悪かったら最悪ですからね。 お互いの時間とお金がムダになると私は考えています。 そういう意味では、私のところにいらっしゃる方は 素敵な方が多いので、占うことが私はとっても楽しいのです。 雨の日に傘を売ってくださいという人がこないから。 あなたが欲しがっているすぐ捨ててもいいような傘はありません!と言われたら 嫌われるに決まってますよね。 晴れの日に時間をかけて好きなものを ゆっくり選んでくれる人のために私は傘を用意したい! 占いっていい時にやるものなんです。 ダメなときに救ってもらうためだけならもったいない。 そういう思いで私は占いをしています。 他の方が選んだ箇所もあとひとつ。 答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、 自らの手で導き出していくべきものです。 他者から与えられた答えはしょせん対症療法に過ぎず、 なんの価値もありません。 あなたの抱いているさまざまな疑問は、 すべてがこの対話を通じて答えを導き出していく、 その貴重なプロセスを奪いたくないのです。 タロットリーダー協会では、答えを出すのはタロットリーダーではなく、 クライアントであると教えています。 まさに、このアドラーが考える自分の中の答えを導き出していく プロセスを奪いたくないからです。 いくら他人がどうこういっても、自分の心が動かなければ、 人が変わることはできません。 タロットリーダーである私たちができることは、 クライアントが選んだカードから質の高い質問をすること。 カードリーディングからクライアントの本質を引き出すことを意識しています。 カードを読むだけなら誰にでもできます。 本を読めばできるようになるのです。 ただそれを教えたいわけではなく、 カードからクライアントのまだ気づいていない潜在意識を どう導くか? その方法をお伝えしています。 それができるのはタロットに描かれているのが人間哲学だから。 人間哲学を理解していなければ、カードを深く読むことはできません。 これば教科書を読んでも書いてありません。 実践のリーディングから体で覚えるしかないのです。 カルチャースクールじゃそこまで教えてくれるところはないでしょう。 本人がリーディングできるようになろうが、なるまいがお構いなし。 他者に対してリーディングができるようになりたいと思ったら とことん勉強してもらえる環境を作りたかったら協会にしました。 答えをポンポン言うような、依存させるような占い師を作りたくない。 2つの道があったらどちらの道を選ぶのか? どうしてそちらを選ん
だほうがいいのか? 背中を押す役目でありたい。 最後は自分で選んでほしいのです。 だからこの対話方式の嫌われる勇気を最初に読んだ時、 タロットリーディングもこうあるべきだと思ったのです。 疑問をぶつける青年。 それに対して対話する哲人。 こうしろ、あーしろという答えはありません。 哲人は心のあり方を延々と語ります。 中には自分の経験と照らし合わせることができる対話もたくさんあります。 だからこそ、すぅーーっと頭に入ってくるのでしょう。 ◎自分の課題を他者の課題を分離する ◎できもしないことに自らに暗示をかけない ◎できない自分をありのままに受け入れる ◎貢献感を持つ ◎変えられるものと変えられないものを見極める 「変えられないもの」と「変えられるもの」でカードを引いてみました。 image 私の場合どちらも『斬る』というキーワードのカード剣 変えられないもの『ソードナイト』 まさに戦士です(笑) 占いのインフラを整備する!とか インチキな占いを成敗するとか言ってますからね(笑) そして変えられるもの『死神』 ダメと思ったらバッサリ剣 打って響かないとダメ。 ムリやりやらされるのもダメ。 ダメなラインがはっきりしすぎているので、 そこにちょっとでも入っちゃうとOUTグッド! その辺、変えられるのかな~ タロットリーディングを交えながらの アドラー心理学の研究会はおもしろかったです。 この本はもっと深く研究したいですね。 来期はそれぞれのオススメ本についてタロットリーディングをしながら、 研究していく予定です。 タロットリーダーのメンバーはオススメ本を用意しておいてくださいね。 7/12(日)タロットリーダー協会の5周年記念パーティが渋谷であります。 まもなく告知しますが、スケジュール空けておいてくださいね。