日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 10/21号
楽に成果を出す技術
できないことは人に助けてもらう
平野敦士カール氏
人が助けてくれればラクに成果を出せるだろう。
とはいえ、人はそう簡単には動いてくれない。
助けてもらうために必要な条件は2つある。
1つは
「自分がしたいことを分かりやすく相手に伝える発信力」
もう1つは
「「相手にメリットを与えること」だ。
自分のしたいことを明確に発信する力がなければ、
何のために助けが欲しいのか伝わらず、
適切な人に助けてもらえない。
さらに、自分のしたいことを発信したとしても
相手が
「自分にとってメリットがある」と思ったり、
この人と一緒に仕事をしたい
と感じなければ動いてくれない。
相手を巻き込むには、
まず自分が巻き込まれる人間にならなくてはいけない
「この仕事を彼女にやってもらおう」と声がかかり、
そこで信頼と実績を作っていく。
人のために自分の時間を割いて、
メリットを与え続けていれば、
いざ自分が助けて欲しい時に、
人や情報が集まってくる。
「ギブ・ギブ・ギブ・&テイクの精神を心がけよ」
と平野さんは強調する。
「中には一方的にギブしっぱなしの人もいるが、
長期的にみれば7割ぐらいの人はテイクが返ってきている」
次に「この人と一緒に仕事をしたい」と思わせるには
期待できる
楽しい
快適
という気持ちを相手に抱かせるとよい。
そのうえで「参加意識」を持たせる。
自分のしたいことを相手に相談して、
自然に巻き込んでいくのだ。
自分の発想を相手の発想のように思わせ、
相手に花を持たせればより実現性が高まる。
一人の力の限界を知る
そもそも、ひとりでできるような小さい仕事を独り占めしても、
取り分はたかが知れている。
大勢の人を巻き込み、
大きな仕事を皆で分けたほうが取り分は大きくなる。
そして、人は案外、
誰かの功績かをきちんと見ているものだ。
安心して助けてもらえばよい。
「アライアンス仕事術」の2つの条件
1 自分がしたいことを分かりやすく相手に伝える。
2 相手にメリットを与える
人が動く時の心理
「自分にとってメリットがある」
+
「この人と一緒に仕事をしたい」
なんでも1人でやろうと思う人って結構多いんですよね。
ひとりの力って限られています。
自分が何人もいればいいのに。
という人もいます。
同じ人間がたくさんいても、組織ってうまくいかないんですよね。
人を巻き込んで、助けてもらう。
得意なことを持ち寄れば,
いままで以上のパワーがでます。
この前の代官山ハロウィンも沢山の方の力の結集です!
分かりやすく、伝えられること。
ギブ・ギブ・ギブ&テイクの精神で
まず巻き込まれる人間になること。
大事だと思います!
もちろん、自分がワクワクする方向に巻き込まれることが大事。
やだな~と思いながら、やってもいい成果が上がるとは思いませんから。
助けてもらうには、メリットを与える。
これも大事。